2014/06/21

アルジャーノンに花束を(ダニエル・キイス)

ダニエル・キイスさんが1966年に発表された長編SF小説です。 
(綴りはKeyesなので,キースではありません)


/* 表紙をみた感じでは恋愛小説っぽいですが,SF小説に分類されます

読み始めは何がなんだか判らず,気がついたらストーリーに引き込まれ,最後の1行に向けて物語は収束していきます。
はっきり言って救いがないのですが,きっとゴードン本人は幸せだったのでしょう。
……そう思いたいのです。

本当の賢さってなんなんだろう。

そんな風に自問させられます。 
知識偏重の社会において,人間性が育っていない人が増えたように感じる今,改めて再読したい小説です。
少し長い小説ですが,せつない読後感が残るSF小説が読みたい方にもお勧めです d(^_^o)

国内でもユースケ・サンタマリアさんと菅野美穂さん主演で同名のドラマが放映されました。 
「知的障害者への差別につながりかねない」という理由で批判された所為か,平均視聴率は11%台とパッとしなかったらしいですが,真偽は不明です。
/* 仮に本当だとしたら,表面だけを見てクレームをつけた明日ママ批判者レベルのくだらなさだと思います
/* 理解するための努力もせず,感じるままに安易な批判をする姿勢に,わたしは疑問を感じるのです

ついしん
6月15日にダニエル・キイスさんが亡くなったとのニュースを読み,書いてみました。

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