2014/12/20

東京駅100周年記念Suica販売停止に思う(転売ヤーの大愚行)

ネットで東京駅100周年記念Suicaのニュースを読んだのが一ヶ月ほど前のことでした。
わたしも最初は「行ってみようかな~」程度に軽く考えていたんです。
せっかく東京に住んでいる訳だし,見栄えのいいデザインだし,なにより話のネタになるし。
昨夜の時点で「既に行列が・・・」との報道があったので,あっさり諦めましたよ,わたしゃ (笑)
下の画像はネットからの拾いものですが,なかなかいい感じですよね (*^_^*)


蓋を開けてみれば,1万5千枚の限定販売だったこともあり,大混乱の末,わずか2時間ほどで販売停止となりました。
思うところはいろいろありますが,主立った考えのみ雑多にまとめます。


JR東日本さん
品物を用意したところまではよかったのですが,受け入れ体制を軽んじたのは貴社の見通しの甘さであり,大失態です。
もはや「数量限定」というのは時代遅れでしょう。
情報が瞬時に伝達され,人が容易に殺到する昨今,無理な販売形態となりつつあります。
そして転売行為をみすみす見過ごすことは,犯罪にも等しい違法な転売行為を幇助する行為に他なりません。
一年間限定などの期限を設定した上で,ご当地Suicaとして東京駅限定でレギュラー販売するのが望ましいでしょう。

転売ヤーの皆さん
けっして差別する訳ではないのですが,誤解を恐れずに書きます。
転売目的で行列に並んだり暴動を起こしたのは,大半が大陸や半島出身の「雇われ転売ヤー」ですよね?
元締めはアレな方々で間違いないでしょう。とっとと足を洗った方がいいですよ。
ちょっと自分の懐が潤ったところで一時的な臨時収入程度にしかなりませんから。
今回の100年記念Suicaは再版が決定したことですし,もうけは薄いでしょう。
悪いことは言いません。やめときなさい。


さて。。。
今回の100年記念Suicaは早くもヤフオクに出品され,法外な入札価格に跳ね上がっているようです。
本当に必要な人に物資が行き渡らないだけでなく,棚からぼた餅風味のビジネスチャンスとしか考えない低脳下劣な転売ヤーと,何も考えずに転売ヤーの懐を潤す愚かな消費者の温床となるだけです。
暴対法でもなんでも適用して,転売ヤーは取り締まるべきです。
これに入札する側も愚の骨頂。違法組織の懐を暖めるだけですよ。
なにより鉄道ファンや純粋に駅舎に愛着があって,記念Suicaを購入したいと思っていた人たちに失礼です。

類似した話では,妖怪ウォッチのグッズ,紙おむつ(メリーズ),iPhone(iPhone 6 Plus)が記憶に新しいです。
なんだかおかしな風潮だと,わたしは強く思うのですよ。
この上なく愚かで嘆かわしいニュースでした。


参考
東京駅100周年記念Suica、大混乱で発売中止 早くもヤフオクに【画像】
http://www.huffingtonpost.jp/2014/12/19/tokyo-station-100year-suica-launching-trouble_n_6358560.html
 

2014/12/19

ゆっくりは琥珀色の夢を見るのか(SofTalkとR-TYPE実況)

SofTalkをご存じでしょうか?
一般に「ゆっくり音声」として知られる合成音声のことです。
似た系統のソフトとしては,VOCALOIDの初音ミクが有名ですね。
本来はカーナビの案内音声や医療現場で活用されてきた技術だと思われますが,YouTubeに公開されているゲーム実況の音声として耳にする機会が多いのではないでしょうか(ニコ動の説明ページ→ http://dic.nicovideo.jp/t/a/softalk
有名な(?)「ゆっくりしていってね」のセリフと併せて,ニコニコ動画では主流の読み上げソフトとして使用されています。

機械が発声する自動音声ですから,当然ながら一本調子で抑揚のない実況となります。
声のイメージとして,国会中継などを連想していただくと分かりやすいかもしれませんね (笑)
なんとも味気ない放送で,わたしはすぐに飽きて眠くなってしまいます (^^ゞ
学生さんの演劇などを鑑賞しても,素人感まる出しのセリフが棒読みだったりすると,(初々しいとは思いますが)なかなか感情移入できないのです。
対照的にラジオパーソナリティの番組を聴いていると,さすが「喋りのプロ」だと実感させられます。

では果たして,合成音声の喋りに感情移入することができるのでしょうか?
率直に書きますが,わたしは「ゆっくり音声」に良い印象を持っていなかったのです。
自分で喋った方が早くて感情も伝えられるのに,わざわざ機械に喋らせる意味が理解できなかったからです。なんとなく聞き取りづらいし ( ̄。 ̄;)
しかし,とあるゲーム実況を視聴して印象が覆りました。

uzu氏がニコニコ動画にアップされている一連のR-TYPE実況です。
こちらが第一回の実況です。(その後の実況は最後に貼り付けておきます)



R-TYPEというゲームの設定そのものが「キ○ガイ(放送禁止用語。笑)」なので,いちおう閲覧注意扱いです (´Д` )
映像がところどころ「R-18 (笑)」ではありますが,最後まで視聴すると「ゆっくり音声」の印象がだいぶ変わると思います。
作り込みがすごいのは言うまでもなく,ストーリー展開が神がかっています。
すべてのセリフが自動音声の棒読みにもかかわらず,感情を感じるようになるのです。
Arrow Head (プロトタイプR-9)に搭乗したゆっくり1号,そしてMidnight Eye 01に搭乗した夜目のラストシーンに涙腺が決壊しますよ。 (ちなみに…このエントリーのタイトルはネタバレだったりします。笑)

この実況動画を試聴すると「ストーリーがいかに大切か」ということがよく分かります。
当然ながら話し方や声質が良いに越したことはないのですが,話し方のテクニックは二次的な要素に過ぎないのです。(国会中継は生身の人間が喋っているのに退屈なことを考えると,なおさら実感できます。笑)
きっと音楽にも同じことが言えるでしょう。
テクニックがショボくても,素人感まる出しのつたない演奏でも,音程が外れた歌だったとしても,聴き手を感動させることは不可能ではありません。

良いパフォーマンスに小手先のテクニックは不要です。
「このパフォーマンスを通して何を伝えたいのか」が明確に伝われば良いのですね (^_^)b

参考: SofTalk トップページ
http://www35.atwiki.jp/softalk/pages/1.html

第二回


第三回


第四回


第五回(最終回)

2014/12/18

Google InboxとATOK for iOSが「使えるアプリ」になった話

今年リリースされた中でも五本の指に入る良アプリが相次いでアップデートされ、さらに使い勝手が良くなりました。

Googleが提案するTo DoライクなメールクライアントInboxが、ようやく日本語環境で使えるアプリになりました
新規メールが日本語で作成できない致命的なバグがあり、旧バージョンは万人にはお勧めできないものでした。
数回のマイナーアップデートを経て、待望の日本語対応です。
参考: Googleの新しいサービス「Inbox」を試してみた話

パフォーマンスの向上も含まれていたようですが、iPodではさほど効果を感じませんでした。
それでもInboxは「メールの見過ごし予防」に特化しているアプリですから、わたしの場合、頻繁に起動する訳ではありません。
「そんなもんでしょ」と割り切ることができれば、十分に実用に耐えます。

メールAPPに設定していたGmailの通知バッジとロック画面の通知を、さっそくオフにしました。
これによってリアルタイムで通知されるメールは、Outlookのみとなります。(重要なメールをGmailのフィルターで振り分けて転送しています)
重要なメール(メールAPPのリアルタイム通知)と重要度の低いメール(Inboxのバンドル通知)でアプリを使い分けるイメージです。
重複通知の解消とメールの見過ごしが減るかなぁ。。と淡い期待を持っています (笑)


ATOK for iOSがインライン入力に(なんちゃって)対応しました
あくまでも「(なんちゃって)対応」ですから、純正キーボードのような挙動ではありません。
ジャストシステムさんの根性と確かな技術の結晶です。
「iOSの厳しい制約にも負けずよくやった!感動した!」と絶叫しながらトロフィーを進呈したくなる、こだわりと力業のアップデートです (笑)
参考: ATOK for iOSをiPod touchにインストールしてみた話

ところで、iOS 8のキーボードについてGoogle先生で調べていると「iOS8 キーボード もたつく」等のキーワードを目にします。
iOS 7にアップデートして以来、そもそもiPodがもたつき気味なので気にしていませんでしたが、確かに純正キーボードの初動が遅いのです。
メモAPPを例に挙げると、ツーテンポくらい遅れて入力待ちになる感覚です。
ATOKと英語キーボードの2種類だけに機能を絞ったところ、やや解消したように思えます。

ATOK for iOSはまだまだ設定項目をチューニングする余地が残りますが、もはや標準キーボードと置き換えられる完成度を誇っています。
今後のアップデートにも期待しています。

2014/12/10

キミの隣りで… / 飯田舞さん (追記あり)

絶賛気まぐれ更新の当ブログですσ(^_^;
iOS関連で書きたい内容もあるのですが、今日はお勧めアーティストのご紹介をします。

アイレムというゲーム制作会社をご存じでしょうか?
主な代表作は、アーケードゲームとして人気を博したR-Typeシリーズ(後にコンシューマ向けに移植されました)、プレイステーション用ソフトとしてリリースされた絶体絶命都市シリーズです。
風の谷のナウシカばりに怖ろしい裏設定(そして各方面からクレームが殺到しそうなえげつない造形の数々。笑)が満載のR-Typeシリーズ、とてもシリアスな展開にシュールな笑いを織り交ぜた絶体絶命都市。。。と言った具合に、ユニークかつ変態な作風を特徴としており、根強いファンが多い会社として知られています。
残念ながらアイレムさんは過去の作品を再販せず、既存シリーズの新規開発を行わないことを明言しているため、今となっては入手困難なゲームソフトばかりとなってしまいました。

そんなアイレム作品を引き立てる裏役者として作中の主題歌を提供しているのが、シンガーソングライターの飯田舞さんです。
わたしは未プレイなのですが、ゲーム実況動画で彼女の作品を知りました。
アイレムからリリースされている作品集「キミの隣りで…」です。
 

† Amazonへのリンクです
† 作品の入手方法について、最後に注意事項を書きました

キーボードを主体にした柔らかい音作りと、抜けの良い真っ直ぐな歌唱が特徴な飯田舞さんですが、すべての作品においてクオリティが高いのです。
聴けば聴くほど作品に引きこまれる、歌唱力だけでは計れない実力を感じます。
それを裏付けるかのように、Amazonの「キミの隣りで…」販売ページのカスタマーレビューが、なんと驚きのオール5なのです。 (2014/12/10現在、22件のレビューがあります)

タイトルチューンの「キミの隣りで…」が、この上なく素晴らしいのです。
突然の大地震に見舞われて地盤が崩壊し、沈み始めた首都島からの脱出がゲームクリアの条件である「絶体絶命都市3」の世界観を、ドラマチックに盛り上げます。
2011年の震災にこの楽曲を思い出したファンも多かったようで、非常に多くのコメントがYouTubeには書き込まれていました。(非公式動画なのでリンクは貼りません)
現在は神奈川周辺のライブハウスや野外を中心に活動されているようですが、もっと評価されるべきアーティストだと心底思います。

この本文をお読みの方にも雰囲気だけでも感じ取っていただけるよう、GarageBandでオケを再現しようと頑張っているのですが、時間と才能の制約が多いために遅々として進まないのです ( ̄△ ̄)

LIVE映像 (2014/12/10 23:00 追記)
藤沢市でおこなわれたライブ映像がYouTubeにアップされていました。
周囲が賑やかな場所での収録ですが,飯田舞さんの楽曲の素晴らしさは伝わると思います (^_^)b
 



注意: CDの入手について
このページに貼り付けたリンク先(Amazon)では新品が販売されていません。
転売目的と思われる出品者による法外な値段が付けられています。
飯田舞さんのオフィシャルサイトから正規の値段(送料込み2,100円)で新品を購入することができます。
楽曲の歌詞が掲載されているほか、ライブスケジュールもこまめに更新されているので、1度ご覧になることをお勧めします。


最近よく読まれています

Tommy Emmanuel

アコギとは思えないテクの持ち主です