2012/06/22

ギター弾きのアクセサリー(お勧めカポ編)

「これからギターを始めよう」とか,
「そういえば押し入れに古いギターがあった」とか,
「もしもギターが弾けたら...(妄想中)」など,
これからギターを始めようと思う方もいるかもしれません。

ここのサイトをご覧になる方には当たり前のことばかりですが,
ギター弾きとして必要なアクセサリーを紹介してみようと思います。
長くなってしまったので分割して,今回は「カポ特集」としました。



これは,わたしが実際に使用しているNSカポです。
手前に映っているネジの部分を上にして付けています。
「シャブカポ」もあったんですけど,見つかりませんでした ^^;
誰かに貸したか,鞄の中に入れっぱなしか...
「シャブはどこだ~~?」って,響きがあやしいですね。


カポは,ギター弾きにとって基本中の基本ですね。
弾き語りをしていて声が辛かったり,弾きにくいバレーコードを克服すべく,
移調をするときに使います。

ソロギターの用途では,音の響きを良くしたり,
カポを付けて相対的にフレットの間隔を狭めてやることで
運指をしやすくする効果があると思います。
わたしは,個人的に2~4フレット辺りの響きが好きです。


いろいろなメーカーがカポを発売しており,
カポには人並みならぬこだわりを持つギター弾きさんも多くいらっしゃいますが,
最近の主流として良く見かけるカポは以下の2つだと思います。

   

わたしが主に使っているのは,左側の「NSカポ」です。
付け外し度にネジを緩めたり締めたりする必要がありますが,
動きが軽くて,しっかり止まるのでお勧めですよ。
重さも,シャブカポと比べると半分くらいの重さなので使いやすいのです。
シルバーとブラックの2色ありますが,わたしはブラックが好みです。

真ん中は,定番中の定番「シャブカポ (C1)」です。
これはテコの原理をつかってワンタッチで付け外しができるので便利です。
NSカポに比べると重さがありますが,安心感がありますよね。
きちんと「アコースティックギター用」のC1を買わないといけませんよ。
個人的な意見では,通常のニッケル仕上げよりも,
アンティークフィニッシュ (右側) の方が見た目がいいような気がします。
お値段がちと高いですが。

カポの重さが気になる方には,こんなカポもあります。

   

見た目は変わりませんが,それぞれ「LITE版」です。
両社で販売していると言うことは,それなりに需要があるのでしょう。

シャブカポは半分くらいの重さまで軽量化されています。
Amazonで見ると,カラーバリエーションも多いですね。
もともとNSカポは軽量アルミ素材で軽いのですが,
こちらはABS樹脂でできているので,さらに軽くなっているようです。
(実測値は分かりませんでした)
耐久性が気になるところです。

結局,どっちを選べばいいのか...という話ですが,
わたしは音の傾向を見分けるほど良い耳を持っていませんので,
音の差はよく分かりませんでした。
見た目や,使ってみた感じの「好み」で選んで良いと思います。

== ご注意 ==

ギターのネック形状に,カポがあわないこともあるようです。
たとえば,YAMAHAのThe FGを使用している方が試したところ,
NSカポではきちんと押さえきれず,良い音が出なかったそうです。
NSカポの音は気に入ったらしいのですが,シャブカポを使用されています。
そんなケースもあることを覚えておくとよいですね。


せっかくなので,ちょっと変わったカポもご紹介しましょう。

変わり種カポのトップバッター,「グライダーカポ」です。

通常のカポは演奏する前に位置決めをしますが,
これは弾きながらカポの位置を移動できます。
自分の動画ではありませんが...これをご覧ください。
初めて見たとき,開いた口がふさがりませんでした (^◇^;)



ここまでしなくてもいいのに「これでもか!!」ってぐらい
ローリングしてます。Like a rolling stones...違いますね ^^;
でも,チューニングがずれそうでこわいです。

実用的な使い方として,弾き語りのときに使えそうです。
J-POPでは曲の中で半音とか全音,転調する場合があります。

そんなときに,一瞬でカポの位置が変えられるカポです。
このカポは,THE ALFEEの坂崎さんがライブでよく使いますね。

もう一つ,変わり種カポです。
「スパイダーカポ」という,それぞれの弦を押さえられる機構を持つカポです。
販売元は見つかりませんでしたが,演奏動画がありました。
3フレットと7フレットに装着していますね。




少しだけ無精ヒゲが気になる彼ですが,演奏はすごいです。


もう少しカポに対する考察を続けます (笑)

ソロギターからは離れますが,誰かに押さえててもらえば,
「人力カポ」のできあがりです (文字にすると読みにくいですねぇ)
それを見越したかのようなギターデュオの動画です。

ポロシャツを着たヒゲの彼,笑顔が素晴らしいです (笑)





奏者は誰もヒゲを生やしていませんが,こちらも難易度が高いです。





極めつけ。
WALK OFF THE EARTHというカナダのインディーズバンドの演奏です。



技術的にも音楽的にもハイレベルなんですが,一言だけ。
ギターヘッドを支えている方,最高に地味かっこいいと思いました (笑)
別に「ヒゲがかっこいい」と思ってる訳ではありません


最初はカポについてだけ書くつもりだったのですが,
どんどん脱線して,人様の動画まで引き合いに出してしまいました (^◇^;)

結論: カポの世界は奥が深い

次回,チューナーについて書いてみようと思います。
脱線しなければ...ですが ^^;




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