2012/06/15

この素晴らしき世界 / What a Wonderful World
【強弱で表現力を上げる】


ふと思い立って弾いてみました。
アレンジは岡崎倫典さん,レギュラーチューニングの4カポで演奏しています。





演奏は例のごとくチョビチョビ間違えていますが,いい曲ですよね。
ルイ・アームストロングの味わい深い歌唱も素晴らしいですが,
この曲の特筆すべき点は,歌詞にあると思います。
(歌詞って,転載して大丈夫なのかな?)

この曲の素晴らしさを語るのはおこがましいので控えておきます。
有名無名に関わらず,いろんな人がカバーしているみたいですね。
YouTubeで見た中には,斬新な語り口で和訳した歌詞を歌う方もいました。
動画ページにいただいたコメント情報では,
「アメイジング グレイス」で有名な本田美奈子さんも歌われたとか。

他にもカバーした人は,いるのかな?
お勧めのカバーがありましたら,教えてくださいね。


当然ですが,ソロギターって,歌詞もなければ,歌声もない。
ギター一本の音色だけで勝負する世界です。
わたしが好んで演奏するカバー曲の場合は特に言えますが,
原曲の素晴らしさに比例して,ギター弾きに求められるハードルは上がります。
ただ,これって,圧倒的に不利だよなぁ...と思います。
音楽は「勝ち負け」ではないんですけね。



あ...誰ですか?
「あんたにそこまで期待してないよ」なんて思ったのは (笑)
まぁ,それでもいいんですけど σ(^◇^;)

でも,ギターに関わらず楽器を演奏して,
「その楽器だけで勝負しよう」と思う人の目指すところは共通しているように思います。
課題は「表現力を上げる」に集約されるでしょう。

ギターの場合,右手のタッチが表現力アップの鍵を握っていますね。
一言で「表現力」と言っても,様々な手法があります。
右手だけでできることをざっと挙げるだけでも,
強弱や音量のメリハリをつける,(意図的に)テンポを変える,
(ジャズ風,ギャロップなど)リズムアレンジに変化を付ける...等です。
最後は難易度が高く,わたしにもできませんけど ^_^;

今回の「この素晴らしき世界」では,「音の強弱」を意識してみました。
特にBメロで「G9 G7 Cmaj7(onG) C(onG)」のパターンを繰り返す部分,
徐々に音量を増してみましたが,伝わったでしょうか?

その後のCパートも,音量を落としてメリハリもつけてみたつもりですが,
聞き返してみると,もっと抑えてもよかったですね。
抑揚の鍵は,「大胆に,しかし繊細に」かもしれません。

音色でルイ・アームストロングの歌唱を再現するのは至難の業です。
たとえソロギターではなく,弾き語りのカバーでも難しいです。
あの声の深さは,ちょっとやそっとでは真似できないですよ。
人生の味があると書いたら大げさですけど。深いです。

でも,ですね...もっと上手になりたいなぁ。
右手の使い方次第では,もっと感情を込められるんだろうなぁ,と思います。
これからも弾き込んでいきたい曲のひとつです。

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アコギとは思えないテクの持ち主です