2013/12/28

中小企業の問題点とブラック経営者の脱税疑惑(法律のお勉強)

事前調査で,O社長の別の役職が分かりました。
今回はO社長のもう一つの顔と労働基準法まで踏み込んでいきます。

O社長は有限会社Fが住所を置くS市の商工会議所で役員も務めていたのです。
かつての理事長経験者で現在は幹事という役職です。
商工会議所とは中小企業間の取引を対象にした地域密着型の公益経済団体です。
普通の企業で働いている方にとって商工会議所とは耳慣れない組織かもしれません。
特に地方都市の中小企業や自営業を営んでいる人にとっては商売の要となる団体です。

株式会社Oも規模では中小企業ですから,I市の商工会議所に所属する企業です。
ホームページで事業実績を確認すると様々な公共事業を受注しています。
おそらく商工会議所などを通して事業のあっせんを受けて入札しているのでしょう。

こうやって調べるとO社長の人脈の広さは,
1) 有限会社Fの代表取締役社長としての顔,2) 株式会社Oの常務取締役としての顔,3) 地元商工会議所の幹事としての顔
。。といった三つの顔によるものであることが推察されるわけです。

「やり手のキャリアウーマン」との印象を持たれるかもしれません。
実際のO社長は,ドラ○もんに出てくるジャイ○ンみたいな人ですよ (笑)
Facebookを見ると飲みの写真ばかりで,相当タフな方のようです。
豪傑」という言葉がぴったりです。
まぁ,そうでもないと三種類の顔を使い分けることなんてできないでしょう。

友人が勤務した初日から様々なことが判明してきました。
勤務シフトは壁に貼ってあるのみ(コピーは厳禁とのこと)
勤怠管理はO社長のメモを店舗設置のパソコンに入力する (パソコンはO社長専用)
就業に伴う契約書を取り交わさないまま「口約束で問題なし」と明言する
給与明細も作成せず,バイトさんは自分の時給を知らない
。。など,勤務形態に関することだけを書き上げるだけでもこんな感じです。

ここまで初日で判明したので,友人に三つのアドバイスをしました。
1) シフト表をこっそり携帯のカメラで記録しておくこと
2) 実際に勤務した時間をメモ帳に記録しておくこと
3) 常にiPod touchを携帯して音声の記録を取ること (わたしのお古です。笑)
とにかく自分を守るための記録は大切です。

長年勤務している社員さんも給与明細を6年の間に4通しか受け取っていません。
株式会社の常務取締役と商工会議所の幹事を務めている人物とは思えません。
つーか,あり得ません。
この点を指摘すると不機嫌になり声を荒げるらしいので,自覚はあるのでしょう (笑)
まぁ,強く指摘する社員さんは皆無の状態ですよ。

これは法律違反ではないのです。
しかしながら雇用者としての義務を放棄し労働者の権利を無視するに等しい行為なのです。

少しだけ法律のお話です。

1) 勤怠管理について
労働基準法109条に基づいて,雇用者は被雇用者の勤怠管理を行う義務があります。
具体的には労働日数と労働時間を含む賃金台帳を最低3年間は保存する義務です。

2) 給与計算書について
雇用者が給与明細を作成して交付する義務は明文化されていません
しかしながら労働者は保険料控除に関する計算書を請求する権利があります
そして雇用者は法令上,計算書の提出を拒否することはできません

以下,そのからくりの根拠です。
労働基準法24条第1項によると雇用者は賃金の全額を労働者に支払う義務があります。
同時に各種控除(所得税,健康保険料,厚生年金,労働保険料)を支払う権利を許可されています。
関連する法律は所得税法,健康保険法,厚生年金保険法,労働保険料徴収法です。
それぞれの法律によると,雇用者は労働者に控除額を通知する義務があります。
ただし所得税は源泉徴収票があるので除外されますよ。

つまり。。
給与からの控除が発生する場合労働者は各種保険料の控除額を知る権利があるのです。
そのための手段が保険料控除に関する計算書というわけです。

端的には正社員すべて計算書を請求する権利を持っています。
労働者として,自分の権利を正しく理解しておくのはとても大切ですね。

次回,O社長のブラック経営者っぷりを追求していきます。

2013/12/27

中小企業の問題点とブラック経営者の脱税疑惑(前調査編)

いきなり路線が違いますが。。 (笑)
友人から相談を受けて,かなり真面目に調査と検証を重ねた内容の記録です。

週刊誌のルポみたいなタイトルですが,世のブラック企業とブラック経営者への警鐘(けいしょう)を鳴らすなんて大仰なことは考えません。
告発しようとか懲らしめよう。。なんてことも思いません。
「尻切れトンボ感」が漂いますが,読後の推理は一連の記事を読まれた方に委ねます。

友人の場合,金銭的な損害は(今のところ)なかったのですが,精神的苦痛は相当なもののようでした。
たいせつな友人がつらい思いしていることに心を痛めました。
事前に気がついていれば。。と悔しい思いもしました。
この内容を残しておくこと自体に意味があるでしょう。
おれおれ詐欺のように多くの人が実際の手口を知ることで未然に防げることもあるんですよ。

***
一口に「中小企業」と言ってもピンキリですが,ここでいう中小企業は「有限会社」を指します。
2013年現在,日本の会社法においては設立のできない形態の企業です。
2006年5月1日以降,「有限会社」と名乗っている会社も実体は株式会社です。

ここで株式会社と有限会社の違いを簡単に書きましょう。
株式会社の場合は株主に選出された三名以上の取締役と一名以上の監査役が必須です。
少なくとも四名の役員(任期あり)が会社の舵取りをします。
各種監査資料の提出も義務付けられていますから透明性の高い企業形態ですね。
一方の有限会社は株式会社の簡素化された組織です。
取締役(通常は出資した企業主=単独も可能)の任期は無期限です。
各種監査資料の提出も義務付けられていません。
現在でも,元有限会社は「特例有限会社」として存続することが認められています。
そのほか「株式会社」と「有限会社」の違いは多数あります。

この文章を読まれる方は,どのような印象を受けましたか?
わたしは「極めて閉鎖的で独裁的である」と感じました。
いわば「経営者だけのブラックボックス」が有限会社です。

実際にあった事例として,件のブラック経営者をご紹介しましょう。
以下,下調査から判明したことです。

当該の40代女性経営者(以下「O社長」で統一)は某S県S市に二店舗を構える有限会社Fの社長です。
同時にO社長は店舗から90キロほど離れた同県I市で親族が経営する株式会社Oの常務取締役を兼任しています。
同社の主要取引先には地元市役所を始め,水道局,鉄道関連会社が連なっています。
国のインフラなどへのパイプが太いO社長の実家は「地元の名家」ですね。

有限会社Fと株式株式Oの業務内容は伏せておきます。
しかし,付随するカテゴリの業務を行う有限会社Fの事業内容と密接に関連しています。
株式会社Oが業務を請け負うと,ほぼ必然的に有限会社Fも仕事を受注するでしょう。
もう一つ書きますと,株式会社Oの出張所のひとつは有限会社Fから車で10分以内の近場です。

「なんでそんなことが分かるんだ?」って思います? (笑)

それが分かるんですよ。。インターネットを使えば d(・∀・)b

ざっくり書きましょう。
Googleで「有限会社F」をキーワード検索する→O社長の名前が判明する
GoogleでO社長の本名で検索する→O社長のFacebookが見つかる
Facebookを読むと株式会社Oの常務取締役であることが分かる
Googleで「株式会社O」を検索すると,主要取引先などが分かる
さらに主要取引先を検索すると。。みたいな具合です。
Facebookを見るとO社長の出身校から交友関係まで一目瞭然です。
まさに「Web(蜘蛛の巣)」ですね。

次回,「O社長=ブラック経営者」たる理由を書いていきます。

2013/12/09

Pocketについて: Pocketでできないこと

べた褒めしているPocketですが,万能アプリではありません。

できないことを雑多に箇条書きします
□ 本文の編集ができません
□ 文書の並べ替えができません
□ 未読既読の管理はできません
□ 新着文書などを通知する機能はありません
□ 日本語のインターフェイスはありません

ざっくり挙げました。
「できないことだらけじゃん」と思われますか?
日本語のインターフェイスがないので取っつきにくく感じますか?

確かに,お世辞にも機能満載なアプリとは言えません。
やっと日本語での検索に対応した訳で,ローカライズ不足も否めません。

Pocketは「蓄積した情報を読んで消化するためのアプリ」と割り切りましょう。
他のアプリと連携して使うときに真価を発揮するアプリです。
わたし自身,すきま時間はATOK Padで物書きをしているか,Pocketに保存した文書を読んでいます。
おそらく画面を見ている時間が一番長いアプリだと思います。
# この文章を推敲しているATOK Padといい勝負でしょう (笑)

Safariで調べ物をしていて見つかっためぼしい情報はPocketに送ってから読みます。
FeedlyやSmartNewsで配信された興味を引くニュースもPocketに送信してから読みます。
なにかのネタになりそうな内容はATOK Padにコピペしたり,Evernoteに送信しておきます。
初めて書いたとき同様,Pocketは情報のハブとしての役割を担ってくれています。

「得意分野ではないけど,あれもこれもできるアプリ」を苦労して使いこなすより,
「あれもこれもできないけど,これだけに特化したアプリ」をサクサク使う方が
長い目で見ても効率的だと思いますよ。
アプリの使い方に「正解」なんてありませんが,これがわたしなりの正解です。

「ポケットの中に,いつもPocketを」

次回はアプリを起動していてる画面上でできることと,おすすめ設定について書きます。
たぶん次回が最終回です。

2013/12/07

Jon Schmidt / The Piano Guys (そして YouTubeの可能性)

ちょっとばかりアコギネタから外れますが,YouTube動画のご紹介です。
アメリカ ユタ州在住のJon Schmidt(読み方 = ジョン・シューミッド)。
日本語では情報が少ないのですが,ニューエイジ クラシックのアーティストです。

代表曲は「All of Me (僕のすべて)」

「YouTubeで世界中の人にカバーされた楽曲」

「しかし作曲者による動画だけが存在しない」

そして,こちらがご本人による動画です

全身を使った前衛的な演奏ですが,とても楽しそうにピアノを弾いています。
演奏する楽器は違いますが「音楽ってこういうことだな」と考えさせられます。

この場面がいいですね

YouTubeと音楽が秘めている可能性を感じさせられます。
押尾コータローさんがデビューした当時も前衛的な演奏スタイルが評判を呼びました。
今やYouTubeでコピーされるアコギストの筆頭です。

わたしがアップロードしている動画なんて,たいした再生数ではないです。
でも,一人でも多くの人が演奏してみた楽曲をアップロードすることによって,
一人でも多くの人が楽曲に触れる体験をする。
小さなことの積み重ねではありますが,これって大切なことだと思います。
何万とアップロードされている動画からお気に入りのアーティストが見つかればいいですね。

ちなみに,Jon Schmidt さんはThe Piano Guysというユニットも組んでいて,
そちらの動画も秀逸なのです。



固定観念にとらわれず,柔軟性と創意工夫を持つこと。
なにより「音を楽しむ姿勢」を忘れないこと。
最近はギター動画をアップできていませんが,初心を忘れずにいたいと思います。

2013/12/06

Pocketについて: タグを使いこなす

今回は,Pocketのタグを使いこなす方法について書きます。
この機能はPocketバージョン5で強化された部分です。

第1回: 何のためのアプリなのか,メリット(そして,よもやま話)

タグを使いこなす

のっけからアレですが,わたしはタグ機能を使いこなせていません σ(^◇^;)
できないから,とあきらめていたのが災いして無法地帯なのですよ。
気づけば未読の山が orz

えっと。。気を取り直して,本題にうつります(笑)

タグの作成方法です
タグ付けの設定はリストから操作しますよ。

記事のタイトルをスワイプしてメニューを表示します
* 分かりにくいけど、タイトルをスワイプしたところです

タグアイコン(いちばん左)をタップします。
スワイプは右からでも左からでも問題ありません。
左からスワイプするとメニューが出てくることがあるので,右からのスワイプを推奨します。

関連づけるタグを選択します

ここでは事前に登録していた「info」というタグを選択しています。
タグの色が変わっているのが分かります。
もう一度タップすると選択解除です。
新しいタグを作成したい場合は,右上の「New」をタップしてください。

新しいタグの名称を入力します

新しく作ったタグは「タグのテスト」と言うタグです(笑)
以前のバージョンで日本語入力をすると,アプリがクラッシュしていました ^^;

「Add」をタップして,新しいタグを確定したところです

新しく作成した「タグのテスト」と言うタグが選択されました。
タグの関連付けを保存する場合,左上の「Save」をタップします。

メニューからアクセスする「Tags」ビューです

「タグのテスト」というタグが増えました(ややこしいな。笑)

タグの名称をタップしたところです

「タグのテスト」と言うタグに関連付られた文書一覧が確認できます。

作成したタグの削除方法です
タグの関連付けを外す場合は,タグの選択画面で関連付けを外したいタグをタップして,変更を保存するだけです。
タグに関連付られた文書がなくなると,タグは自動的に削除されます。
あ。。あと,タグの一括削除はできませんよ。

次回はタグ機能同様にパワーアップした検索機能を検証します。

2013/12/04

Pocketについて: アプリ説明とメリット (そして,よもやま話)

ここ最近のアップデートで,さらに使い勝手がよくなりました。
改めてテーマを分割して書いててみようと思います。

何のためのアプリなのか

もともとは「Read It Later」というWebサービスを利用するためのインターフェイスでした。
「Read It Later(あとで読む)」という名称のとおり,「WebPageを蓄積して読む」ことに特化しています。

URLをサーバーに送信して,本文をダウンロードできます。
この形式をPocketでは「Article View」と呼んでいます。
設定を変えるとブラウザで見たままの本文(Web View)もダウンロードできますよ。
見た目の違いをサンプルとして掲載します。



Pocketを使うことのメリット

1.本文が読みやすい
上のサンプルをご覧いただくとお分かりいただけるでしょう。
この辺りのシンプルさは,Kindle Paperwhiteにも共通する美学です。
デザインで人目を惹くサイトもあります。
それでもやはり,WebPageの本質的な価値はコンテンツの質にあります。
このアプリは読むことに集中できるので,体感で二割り増しのスピードで読めます。

2.オフラインでも読める
本文をダウンロードできるので,ネットに接続されていなくても無問題です。
都内は地下鉄もネットの電波を掴めますが,地方では実用性の高いポイントですね。
特にわたしが使っているiPod touchは単体で通信ができません。
これは地味に嬉しい機能です。
Article Viewの本文は低用量なので,ダウンロードの負荷もかかりません。
お財布にも電波にも優しいアプリです (笑)

余談ですが,ネットが普及し始めた90年代の頃はモデム接続の従量制が一般的でした。
データの転送量が多ければ多いほど,ネット接続にお金がかかったのですよ。
54.4kbps でも早く感じたものです (笑)
そんな背景から,当時はFLASHバリバリのWebPageは敬遠されたものです。

気軽にウェブサーフィンもできず,「Web巡回ソフト」が熱いジャンルでした。
有名どころのWWWCを使っていたこともあります。
そのほか,Web構造をまるまるそのままダウンロードしてオフラインで閲覧できるソフトもありましたね (笑)

また,その頃は「テキストサイト」と呼ばれるWebPageが多くありました。
学生時代にわたしがよく訪問していた,でるふぃさんのサイト「でるふぃたうん」が典型です (笑)

でるふぃさんもWebPageでZIPに固めた読み物をダウンロードできるようにしていましたね。
一気にダウンロードして後で読む、テレホ時代のWeb事情が伺いしれます。
# 勝手にリンクして,ごめんなさいね > でるさん

次回はPocketの便利な使い方を改めておさらいしてみようと思います。

2013/11/28

ブラックナイトタウン / 近藤晃央さん

舌の根も乾かぬうちに(使い方を間違えてます。笑)
近藤晃央(こんどう あきひさ)さんのニューシングルです。


アニメ「NARUTO-ナルト- 疾風伝」のEDとしてオンエアされているので,
お聴きになった方もいるでしょう。



「みんなのうたのトラウマソング (笑)」として有名な「メトロポリタン美術館」を彷彿とさせます。
。。つか,これはPVの印象が大きいですが σ(^◇^;)

印象的なイントロですね。
少し枯れたセロの音が,真夜中のけだるいダークな世界観を瞬時に構築します。

セロ。。っていうのが,またいいチョイスです。
華やかなバイオリン,ふくよかなヴィオラ,包み込むようなコントラバスでなく,
人間の声に一番近い音色とされるのがセロです。
マーチンのドレッドでもOMでも,Gibsonのdoveでもなく,
ソロギタリストがGibsonのLサイズやフォルヒギターのGシリーズを選ぶような音選びですね。

その後を引き継ぐキーボードが,いつも通り素晴らしい仕事をしています。
けだるい空気を吹き飛ばして,舞踏会が始まったような彩りを添えつつ,
イントロのフレーズからズンドコ響くバスドラにも埋もれない
ユニゾン(オクターブ違いの同音を重ねる)でアタックの強い音を加えています。

基本はアッパー路線で最後まで突っ走りますが,これはもはやプログレですね。

基本はエイトビートですが,イントロのアコギのような「↓↓↓・」といった具合の
メヌエットっぽいリズム取りを一貫して採用しています。
# やはり舞踏会をイメージしているんでしょう。
細かい刻みのAメロに続いて,Bメロはゆったりしたリズムを刻みます。
フィルインで変拍子の予兆を感じさせながら,サビのリズム「↓↑↓↑・↑」に突入します。
終盤のキーボードソロでエイトビートに戻ってCメロに突入しますが,これも曲者っぽい (笑)
三拍目にアクセントを置いた四拍子のまま,余韻の残るエンディングを迎えます。

近藤さんご本人が「ライブではみんなが固まる (笑)」と書いていましたが,
これはプログレ耐性の少ないオーディエンスにはキツいノリですね (^◇^;)

「Dark Night Town」や「Midnight Town」ではない
「Black Night Town」というタイトルのことえりもいいですね。

「black out (= 舞台の暗転)」を連想させます。
その他,「瞬間的な失神や一時的な記憶喪失」という意味合いもあります。

誰しも心の中に「闇 (Dark)」を飼っているものです。(なんとまぁ,中二病っぽい表現ですな。笑)
心が闇に飲み込まれそうに感じる瞬間があるでしょう。
そんなときに人は(おそらくは本能的な防衛反応から)ブラックアウトします。
すべてのものを拒絶して,心の闇の淵を覗くことでしょう。

「ブラックナイトタウン」が実在するとすれば,この街はそういった闇を閉じこめておく場所です。
足を踏み入れて自分の心の闇を預けたら,もはや自分の心に闇は残っていません。
完全な漆黒も存在しなければ,明けない夜もないのです。
なんと希望に溢れた街でしょう (^_^)b
退廃的な空気やダークな中にも希望や救いが残されている世界観ですね。


話はそれますが。。THE ALFEEは転調を何度も繰り返します。
コーラスも三声で(音源も重ねていますね)パートが入り乱れます。
「プログレ・オブ・プログレ」と言っても過言ではありません (笑)
それを差し引いても近藤さんの音作りは凄みを増しています。
Twitterによると次回作のレコーディングも進んでいるようです。
ますます目が離せません。

2013/11/24

あい / 近藤晃央さん


勝手に「一推しアーティスト」と紹介しておきながら放置状態だった
近藤晃央(こんどう あきひさ)さんのニューシングルです。



前回の紹介で書いた「テテ」と同じような雰囲気をさらに洗練させた楽曲です。
コンパクトながらも厚みのある音づくりは健在です。
躍動的なベースラインと安定したドラムス,ピリッとした味付けを加えるキーボード,
疾走感を感じさせるエレキの刻みと小技の効いたアコギが引き立てあって
近藤さんの伸びやかな声を際立たせています。

PV動画も雰囲気があっていいですね。


僕らはアイを探すけど,ほんとはアイが僕らを探してた
見えないようで  なくしたようで,ほんとは気付けばここにあった

歌詞を引用してしまいましたが,「あい」は「愛」ではなく「アイ」です。
近藤さんなりのことば遊びで,「I (アイ = 英語で自分を表す言葉)とかけているんでしょう。

自分を正しく愛せない人は,他の人を正しく愛せない。
言い換えると「人は自分を愛するようにしか,人を愛せない」というのが
わたしの持論のひとつです。
そのためにも「自分を知る」ことは大切だと思いますよ (^_^)b

わたしは「自分探しの○○」というのが好きではありません。
何か特定のことをしなければ見つけられない自分なんて,
しょせん他の人の価値観に乗っかった借り物の自分にすぎない。。
そう思っているからです。(厳しいかな。^_^;)
最初から「そこにある」ものをがむしゃらに探す必要なんてないのですよ。
ただ目を開いて周りを見渡して,本当の自分の姿に気付けばいいだけなんです。
現実にがっかりするけど,カッコ悪くてもいいんです (笑)

カップリングはバラードの「hitoshe (ひとしい)」
「愛しい(いとしい)」と「hit she(意訳:傷つけた)」の間の「等しい」を
組み合わせた造語かな。。なんて想像してみたりしました。
いろいろな「しい」から等しい立ち位置にいる自分を客観的に見つめるようなバラードです。

あの人が愛しい。
あの人を傷つけて苦しい。
あの人が側にいるから嬉しい。
あの人を傷つけて哀しい。
今なら,選べる。
今の距離感なら,手を伸ばせば届く。

いろいろな風景が浮かんで,ぐっと引き込まれてしまいます。
近藤さんの楽曲(歌詞も)は,本当に静と動のバランスが絶妙です。

わたしは近藤さんのTwitterをフォローしています。
アルバム「ゆえん」発表からほどなく,スタッフさんが呟くアカウントに運用が変わりましたが,
最近になって再びご本人が呟いてくださるようになりました。
他にフォローしている方のツイートは流し読みしてしまうのですが,近藤さんのツイートだけはすべて読んでいます。
彼の等身大なツイートが好きなんです。

こんな感じです↓



↑今が分岐点かも。。だそうです。 

れっつ・応援するべし (=゚ω゚)ノ

2013/11/11

iPod touchでコード譜を保存する方法 (応用編)

前回の応用編です。

ネット上には,たくさんのコード譜を公開しているサイトがありまして,
コード譜に限らず,歌詞をアップロードしているサイトもかなりの数が存在します。
わたしのように弾き語りをする人にとっては嬉しいサービスなんですが,
著作権の絡みがあるんでしょう。。
ページの保存はおろか印刷や右クリックも禁止されていることが多々あります。
そこで,前回の内容を応用した方法をご紹介します。

最初にお断りしておきますが,この方法は個人的に活用する目的に限定しましょうね。
サイトはご自分で検索するなりして,探してみてください。
ご参考までに,「(曲名) コード」なんかのキーワードでヒットする確率が高いですよ。
以下,手順を書きましょう。

1) Safariでコード譜の掲載されたページを開く
2) 登録したブックマークレットから,ページをPocketsに送信する

これだけです (笑)
なんとまぁ,簡単ですねぇ ( ̄∀ ̄)
PCでも「Ctrl + A  (全選択)」してから「Ctrl + C  (コピー)」した後に
メモ帳に貼り付けるだけで,あっさり成功することもあるのは秘密です (笑)

話を戻しますが,Pocketsの単純化された表示が最高に見やすいんですよ。
こんな風にテーマを「Dark」にすると暗いステージでも便利っぽいですよ。


本当はPocketsのまま見られたら最高なんですが,
このアプリは日本語の検索が正常にできないバグが存在します。
やはり,Evernoteにタグ付けして送信するのが便利に活用するコツでしょう。

2013/11/10

iPod touchで情報を収集・消化・蓄積するためのプロセス考

さっそくお堅いタイトルです (笑)

かつて「コンピューター  ソフトなければ  ただの箱」と言われる時代がありました。
OS(Operating System = 基本ソフト)はもちろん,各種ソフトがインストールされていて当たり前な時代になりました。
余分なプリインストールソフトが多すぎるくらいです。

最近は「タブレット  ネットなければ  ただの板」と言われるとか言われないとか (笑)

単体で通信できないiPod touchを率先して使うのは時代遅れに感じられるかもしれません。
わたしとしては格安SIMとモバイルWi-Fiルーターを使った最低限のネット接続でそれなりの効果を得られれば十分だと思っています。
どうせ常時接続しててもすべての情報は消化できないんですから。

今回は,iPod touch(もちろんiPhoneでもOKです)を使って玉石混交のネットから情報を収集・消化・蓄積する無料アプリ4本をご紹介します。
それぞれのアプリのインストールはページの最後にあるリンクからできます。
テーマが迷走しつつありますが,そこはご愛嬌 (笑)

Feedly: Google Reader亡き後のRSSリーダーの大本命

Feedlyはデスクトップからもアクセスできるクラウドサービスです。
わたしは定期的に訪問するブログのRSSを登録して,更新を追跡しています。
デザインも凝っていて,よく考えられていると思います。
モバイル版の動作もそこそこ軽快でタッチ操作でもスムーズにフィードが閲覧できます。
後述するPocketsやEvernoteとの連携もできて,もちろんデスクトップとも同期が取れます。
セキュリティ強化されたプロフェッショナル版もありますが,無料版のまま使い続けてます。

SmartNews: 最強のニュース閲覧アプリ

このアプリがリリースされたときはかなり驚きました。
1)ニュースサイトを閲覧に最適化したページとしてサーバーに取り込む
2)アプリがサーバーにアクセスして,ニュースをダウンロードする
3)エンドユーザーはダウンロードしたページを閲覧する

ネット接続があるときに起動して,ニュースをダウンロードしてしまえば,転載元サイトをいっさい閲覧することなくニュースを読むことも可能です。
発想も技術もぶっ飛んでます < 褒めてますよ (^◇^;)
かなり物議をかもしましたが,公式に対応するサイトも増えてきました。

Pockets: オフラインでも読めるリーダー

FeedlyとSmartNewsから本文を転送する集積所みたいになってます。
Feedlyからはタップ一発,SmartNewsは長押し+タップ一発で転送終了です。
同じアプリで読み進めた方が情報も一元化されて便利ですね。

iOS標準のSafariでもブックマークレットにPocketsを登録することで,閲覧中のWebPageを保存することができます。
なかなか考えられた仕組みだと思います。

登録はこのページからできます ↓
※ なんとも怪しげなアドレスですが,問題ありません (笑)
※ 分からなければ「iPhone Safari Pockets ブックマークレット」で検索してください。

1)アドレスをクリップボードにコピーする,2)アプリを開いてAddボタンを押す。。という従来の方法も便利です。
それだとホームボタンを押してアプリを切り替える手間と,アプリを切り替えた後に操作を受け付けるようになるまでのタイムラグが煩わしいんですよ。

ときどき動作が不安定になりますが,本文をどんどん読み進めることができます。
ダウンロードした本文ならオフラインでも読めますし,既読やお気に入りの情報はオンラインの状態でシンクロすることで反映されます。

Evernote: なんでも保存できるオンラインのメモ帳

テキストだけでなく,写真から音声まで保存できるメモ帳です。
「電子の脳」と呼ぶほどに使い込んでいる方もいますが,わたしの場合はPocketsで読んだ文書の置き場程度にしか使っていません。

Pocketsは未読消化に特化したアプリなので,保存した文書の分類は,受信ボックス,アーカイブ,お気に入りだけです。
フォルダ分けして保存するようなアプリではないので,気がつくとお気に入りだけで数百件。。なんてこともあるでしょうね。
文書の検索も得意ではないようなので,情報の再利用・発掘は難しいかもしれません。

そこで,わたしはお気に入りに移動した中でも特に後で参照する可能性が高いものだけを厳選しEvernoteに送信するようにしています。
結局あとで見返す機会はほぼゼロなのですが ^_^;
Pockets経由でEvernoteに送信するメリットもあります。
閲覧に最適化された文書(余分な情報が省かれている)を厳選して送信することで,1ヶ月に転送できる上限を超過するリスクを減らすことができますよ。

長くなりましたが,まとめ (インストールもここからできます)

・ ネットの情報を収集: Safari,FeedlySmartNews
・ 一時的にストックして消化: Pockets
・ 活用できそうな情報の蓄積: Evernote
・ オフラインでも本文が読めるアプリ: SmartNews,Evernote

手の平サイズの端末でこんなことができるのは凄いことだと思います。
でも情報ばかり多く入手しても活用できなければ無意味ですし,情報に踊らされたり振り回されるようでは本末転倒です。
使う側の人間が主体となって,上手に情報を取捨選択して活用する方法を学ばなければいけませんね (^_^)b

2013/10/02

なんとなく思い出したこと

何となく思い出したことをつぶやき程度に書きます。

子どものころによく言われたこと1: 「あんたは注意散漫だ」

確かにおっちょこちょいな子どもだったように思います。
最後の最後でツメが甘いというか,気が散りやすい,そんな子どもでした。

子どものころによく言われたこと2: 「落ちつきがない」

常に周りをキョロキョロ見回しているような子どもだった気がします。
どうでもいいことに気がついたり目がいったり,
あることに没頭しているかと思えば別のことが気になる,そんな子どもでした。

子どものころによく言われたこと3: 「結論を考えてから話しなさい」

話したいことが頭の中に浮かんでは消え,浮かんでは消えていました。
忘れてしまうのが怖かったのか,思いついたことは言っておかないと。。
ばかげた妄想にとりつかれたかのように,着地点が見えないうちから
のべつまくなしに話し続ける,そんな子どもでした。

「大人の発達障害」なんて言葉を聞くことが多いように思います。
「KY (空気読めない)」や「アスペ (アスペルガー症候群)」なんて言葉も。
自分がそうなんではないかと不安に思う人も多いでしょう。
私も素質が十分にあります。厳密にはそうなのかもしれません。

精神的な疾患についても同じですね。
誰しも鬱っぽい部分があり,躁っぽい部分を持ち合わせています。
何かのトリガーで記憶が刺激されることで,どちらかの要素が強く現れたりします。

「どこからどこが正常で,どこからどこが異常」

民主主義(多数決) の世の中ですから,そんなことは誰にもわかりません。
時代によって変わりますし,人によって見え方は千差万別です。

自分が基準だと思っている人は自分中心に,そうでない人は人と比べて。
どれほど周りと調和しているか,周りがどれほど逸脱しているか。
あいまいで相対的な物差しを規準にして一喜一憂するものです。
人間の感覚なんて,そんな危ういバランスの上にしか成り立たないんです。


案の定,オチもなければ脈絡もない話題のまま終わります (笑)
結局,わたしも子どものころからなにも変わっちゃいないんでしょう ( ̄▽ ̄)


空模様も日によって違うんです (@^▽^@)


2013/09/26

続・iPod touchでiOS7

ちょっとばかり反響があったようなので,調子に乗って第二回です。

「電話機能のないiPhone」と説明されることの多いiPod touchですが,
結局は音楽プレーヤーなんですよね。
おまけ程度にiPhoneと同じアプリが使えてネット接続もできる端末です。

スペックが二世代くらい遅れていたり,カメラ機能が簡素化されて当たり前。
だってiPodだもの
。。くらいに考えておいた方がストレスが少なくなります (笑)

iOS7をインストールした音楽プレーヤーとしてのiPod touchについて,
今回はまとめてみようと思いました。
音質は好みに左右される主観的な要素でしかないので割愛します。
聴く音楽の種類やイヤホンやヘッドホンでだいぶ違うし。

曲の再生位置がリセットされる

わたしにとって,最大かつ唯一のデメリットです。
移動しながらアルバム「orb」の5曲目を聞いているとしましょう。
アルバムのタイトルにもなっている「AUBE〜新しい夜明け〜」です。
サビの手前で目的地に着いたのでイヤホンを抜いて再生を止めます。
帰り道にイヤホンを差して,続きを聴こうとすると。。

ブーーーーーーーーン。。

なぜか一曲目の「Hysteric Psychedelic ∞」から再生が始まります。
自分が再生していたアルバムすらメモリーされていないことも。。 ヽ(´o`;
しばらく時間が経過すると再生情報がリセットされるみたいですね。
CDならまだ許せますが,それくらいメモリーしておいて欲しいところです。
iOSのバージョンアップ以前からの挙動なので,これは仕様なんでしょう。
(他のiPodがどういう仕様かは知りません)

コントロールセンターが便利

これはiOSのアップデートによる恩恵です。
今までは,ホームボタンをダブルクリックして右スワイプしていました。
ミュージックアプリを起動しないでも下から上に引き上げるだけで済むし,
他のアプリを使っているときでも操作できるのはグッドですね d(^_^o)


ロック画面でのミュージック操作が簡単になった

上の部分と被りますが。。今まではダブルクリックが必須でした。
ロック中の画面で,そのまま早送りできるのは地味に嬉しい改善です。
それにiOS7のレイヤー処理が綺麗ですね。
ジャケットと操作パネルが浮いているように見えるインターフェイスは秀逸です。
初見でダサいと思った「Glint Beat」のジャケットもこのとおり (笑)


通知が優先されてしまうので,通知があるときにジャケットは表示されません。
今のバージョンではホームボタンのダブルクリックに機能が割り振られていないので,
お遊び程度に仕込んで欲しい機能ですね。

前回も書いたように,バージョンアップで全体的に動作はゆっくりになりましたが,
必要最低限のパフォーマンスは確保されていると思います。
むしろ,よくここまでチューニングしたと思います。
バッテリーの消費も,iPodの復元をしてからは気にならなくなりました。
(アプリを使っていると,バッテリー消耗が早いのは確かですが)

今後はiOS7がプリインストールされたiPod touchが出荷される思いますので,
迷っている方はバージョンアップしてもいいんではないでしょうか。

最後にロック画面を適当に貼っておきます。




2013/09/20

iOS7をインストールしました (iPod touch 第五世代)

ちょっとした時事ネタです (笑)
あまりネットで情報が見つからなかったので,わたしのような方のために覚え書きです。

こんなんになりました。



インストールについて

OSアクティベートの際,なぜかWi-Fiのネットワーク設定が消えていました。
正確にはパスワード設定が飛んでいた感じです。
たぶんバグでしょう。
パスワード入力もできずに途方に暮れましたので,回避方法です (^◇^;)
  • 別のネットワークにログオンを試みる(パスワード誤りでもOK)
  • ネットワークへの参加が拒否されると確認ダイアログが表示される
  • 「次へ」が表示されるのでタップ
  • なぜかネットワークに参加できているのでアクティベートを継続
追記 (9/22)
実家のiOS端末をアップデートしましたが、事象は発生しませんでしたを
無線ルーターとの相性問題かもしれません。

第一印象: 思ったより動くけどもっさりしてる

この一言に尽きます。
わぁ,綺麗...つーか,重っ!!。。ってな感じでした。
使えないことはないけど,微妙な遅延がちょち気持ち悪い (笑)



「コントラストを上げる」と「視差効果を減らす」を有効にしました。
視覚効果もおもしろいけど,道具の一つとして実用的に使えるのが一番です。

第二印象: バッテリーの減りが早い

120%増量キャンペーンみたいなペースです。
初日は一日持たなかったもんねぇ ( ̄▽ ̄;)
チューンアップの甘さとOSがAppの利用状況を調査しているんでしょう。
iOSがメジャーバージョンアップする度に起こる恒例行事です (笑)
新しい機能として,ユーザの利用状況に応じてAppの動作を調整するようなので,
初期調査期間の辛抱...だといいですね (希望的観測)

とりあえずAppのバックグラウンド更新を許可するアプリを厳選しました。

追記 (9/22)
パスワード付きでiTunesにバックアップを取り、iPodの復元をしました。
今のところバッテリー消費は落ち着いた感じです。

プラス要素


コントロールセンターは便利ですね。
iPod touchは第五世代になって明るさを自動調節する機能が省かれました。
コントロールセンターで明るさが調節できるのはiPod向けの機能だと感じました。


メモリ管理も改善している様子です。
新しいiPod touchは1GBのメモリを積んでいますが,
アップデート前は常にかつかつでメモリを使いきっている状態でした。
iOSは,めったに動作が遅延しないのですが,なんだか気になりますよね。
今回のアップデート後にメモリの使用状況を確認すると,頻繁に空き容量が変わります。
80%程度の使用状況で収まっていることもありましたから,メモリ解放は優秀です。
iPad miniもiPodと同じメモリ容量なので,おそらく同じでしょう。
気持ちに余裕が生まれるのは大きいですよ。

ざっくりでしたが,こんな感じです。

2013/08/12

オンラインストレージ いろはのろ: セキュリティについて

写真のアップロードについて比較するつもりが,予定変更しました。
緊急性の高い時事ネタを扱ってみます。

先日,スノーデン氏がリークした衝撃的な事実は,
メールやオンラインストレージを含むクラウドの信頼性を揺るがすものでした。
ご存知の方が多いと思うので詳しく書きませんが,
「アメリカ当局はオンラインに存在するすべてのファイルにアクセスできる」
…というのが概要です。

オンラインストレージにセキュリティ対策が必要な理由

ここでいう「セキュリティ」とはウイルス感染の対策という意味ではありません。
先のスノーデン氏のリーク情報も含めた「ファイルの機密性」についてのお話です。

わたしを含むオンラインストレージの利用者が皆一律に
違法なファイルを保存したり反社会的な使い方をしている訳ではありません。
でも,データを勝手に覗き見されるのは気分的にイヤですし,
ビジネス目的で利用する方は社内ルールに抵触する可能性もあります。
オンラインストレージを利用するすべての人が知っておくべき内容でしょう。

「ネットに残す情報は世界中の人が未来永劫アクセス可能と思うべし」

これは迷惑行為を撮影した写真をTwitterやFacebookにアップロードしては嬉々としている,
おつむのネジが緩みきった一部の方々に共通して著しく欠如している認識でもあります。

「自分は無関係さ〜♪」なんて思っていると,痛い目にあいますよ?
データは全界に公開されているんですから,後悔先に絶たず (笑)
インターネットの世界は便利さに比例して危険もいっぱいなんです。

2013/08/10

Paperwhite その3 (改善希望など)

長々と書いてきましたKindle話,いよいよ最終回です。

個人的に改善を希望する点

もっと大きなサイズのKindleが欲しい
単純にPDFを閲覧するときに面倒なんです。
これはA4サイズの楽譜をPaperwhiteで開いたイメージです。


なにがなにやら……さっぱり判読不能です。
画像を縮小したサムネイルみたいな印象を受けますね。
※ フォント埋め込みがされているファイルでも変化はありません。

シリーズの最初に書きましたが,世の中の文書はA4サイズが主流です。
マンガや単行本を自炊したものや雑誌(変形B5)等の例外はありますが,
A4サイズに最適化されたPDFは文字がぼやけてしまいます。
キンドルで扱う標準のファイル形式(mobiファイル)が特殊です。
解像度の都合上,表示される情報が間引きされてしまうんですね。
フルカラーのJPEGを256色設定のディスプレイで表示するような見え方になります。
精いっぱい分かりやすく書いたつもりですが…分かりにくいですか? σ(^◇^;)

言いかえるなら,写真の原本を白黒コピーするようなものです。
中間色が潰れて顔写真などが悲惨な感じになる,あの現象です(笑)

2013/08/03

Kindle Paperwhite その2

引き続きPaperwhiteネタです。
「読書用の端末」という側面に絞って,前回はレビューのようなものを書きました。

簡単におさらいするとPaperwhiteは「目に優しく読書に集中できる端末」です。
紙媒体のメディアの代替として最適解に辿り着いた端末と言えるでしょう。
紙の本との比較を考えてみます。


紙の本にできてPaperwhiteでは不可能なこと

ランダムアクセスが不便
紙の本みたいにパラパラめくりながら読めません。
画面の構造的に描画が遅いことに加えて,
このような読み方自体,電子書籍向きの読み方ではないと思います。

2013/08/01

Kindle Paperwhite その1

アコギ話から脱線する今日この頃なわたしです。

最近,「電子書籍」という単語を様々なメディアで目にします。
先駆けとしてはPDFファイル(Portable Document Format)が有名です。
パソコンのOSを問わず,同じレイアウトの書類を閲覧できる便利な形式です。

似た形式としては,ゼロックス社の開発したXDWファイル(ドキュワークス文書)
一部では根強い支持を得ているようです。
※ ときどき「何これ?」なんて質問を受けるんですよ ^^;

電子書籍の分野もオンラインストレージと同じく,
タブレット端末やスマホの普及に伴って知名度が上がったように思います。

わたしは所有していませんが,タブレットって便利そうですよねぇ。
9インチのタブレットは,公式文書として一般的な
A4サイズの文書を閲覧するのにあつらえ向きです。
7インチだと少し厳しいかもしれませんが,
スムーズに拡大できる端末なら苦にならないと思います。

またもや前置きが長くなりました。。
タブレット端末の中でも特殊な立ち位置にいるのが,このKindle Paperwhiteです。

わざと光を当てて撮ってみました

2013/07/30

オンラインストレージ いろはのい

もはやアコギネタすら関係ないお話ですねσ(^◇^;)
お仕事がパソコン関係なので興味のある分野なんです。
しばらくITネタで突っ走ります。

なぜオンラインストレージが必要なのか
電車に乗れば猫も杓子もスマホを弄っている昨今,
オンラインストレージを利用する目的はざっとこんなところでしょう。
  1. PC・スマホなど,個人が所有する複数機器間でのデータ同期
  2. 家族,友人,仕事など,複数ユーザー間でのデータ共有
  3. スマホのデータ保存領域を補う
3つめは切実です。
写真を撮ったり,音楽を聴いたり,アプリをインストールすると,
あっという間に空き容量が不足します。
特にiOS機器は外部メディアによる容量の追加ができないので,
スマホの使用は空き容量との攻防が常につきまといます。
そこでオンラインストレージです。

オンラインストレージとは
自分の手元(ローカル環境と言います)にファイルを置くのではなく,
インターネット上にファイルをアップロードするサービスです。
インターネットに接続されていれば,端末や場所に関わりなく,
サイトにログインして自分のファイルにアクセスできます。
ほとんどのサービスがファイル共有機能を持っているので,
複数の人で同じファイルを参照したり編集することもできます。

ちなみに。。。
ネットワークを利用したサービスを「クラウド (雲を表す単語)」という人もいます。
「雲のように実態がよく分からないけど存在する」風味の曖昧な言葉です。

アプリケーションと連携するための技術情報(APIと言います)を
公開しているサービスの場合,パソコンやスマホのアプリから
ファイルを直接編集をすることまで可能になります。
(そのファイル形式を扱えるアプリを持っていることが前提ですよ)

ノートPC経由で母艦PCのデータと同期をとるなど,
ビジネスシーンをイメージすることの多かったオンラインストレージが
スマホの普及によって一般的な用途まで敷居を下げてきた印象です。

オンラインストレージ: わたしの場合
わたしもiPod touchの32GBを使っていますが,
結局は音楽優先で使うと容量はあまり残らないのですよ。
音楽,写真,動画,アプリに加えてシステム領域が必須なので,
データバランスはちょっとしたジレンマでした。

iPodは音楽プレイヤーなので,単体での通信はWi-Fiに限定され,
ネットワークのない場所では本体に保存されているデータがすべてです。
いちおうDropboxのアカウントは持っていましたが,
オンラインストレージの本領も発揮できないので関心度は低いものでした。

格安の低速SIMでモバイルWi-Fiルーターを運用するようになって以来,
出先でもネットワーク接続できるようになりました。
限定された条件ですが、いろいろなサービスを試してきました。
条件大きなファイルを扱わない,出し入れは必要なときだけ)

いろいろ比較し,実際に使って試した結果,
しばらくは2つのサービスに絞って運用してみることにしました。
Dropboxと今年から本格的にサービスインしたBitcasaです。

細かい比較は改めて書きますが,まず大まかな比較です。

初期容量追加容量最大容量価格(年間)
  Dropbox  
  2GB
 3GB〜
 100〜500GB 
  99〜499ドル 
 Bitcasa
 10GB
  なし
 制限なし
 100ドル

単純に容量だけを比較するとBitcasaに軍配が上がりますが,
どうも得手不得手がありそうな雰囲気です。
まだ検証ができていないので分かりませんが,
画像アップロード回りの挙動とアップロード結果が微妙に違うのですよ。
検証出来次第,改めてまとめてみようと思います。

少しご紹介
それぞれ下のリンクから登録すると,双方に特典が発生します。
Dropboxの招待制度は有効数が決まっているので,登録をお考えの方は是非どうぞ。

・ Dropbox:  パソコンにソフトをインストールすると追加の500MB (残り枠: 20名)
・ Bitcasa:   サインアップで1ヶ月の容量制限解除

2013/07/05

ゆえん / 近藤晃央さん

まぁ,なんとも。。ご無沙汰の更新でございますσ(^◇^;)
定期的に訪問してくださる奇特な方はいらっしゃらないであろう,
気分屋で三日坊主気味のわたしです (笑)

久々の会心作(自分が作ったものではありませんが)のご紹介です。
THE ALFEEのアルバムレビューもせず,いけしゃあしゃあと。。(笑)

最近メジャーデビューを果たした近藤晃央氏の「ゆえん」です。
ゆえん。。って,どういう意味だと思いますか?
由縁?それとも所以?あるいは意表をついて油煙。。
想像は膨らみますが,ジャケットが謎解きをしています。


「You & 」が正解です。
M3 「テテ」はテレビでお聞きになった方もいるでしょう。
アニメ「宇宙兄弟」のEDでオンエアされていました。


PVは,好みが別れるかもしれません ^^;

裏声を巧みに使い分ける特徴的な声も相まって,
初めて聞いたときから強く惹きつけられるものがありました。
まず,イントロにガツン!とくるインパクトがありますね。
おそらくGibsonのアコギでしょう。
アコギ弾き目線でみると,美しいストロークさばきです(´ω`)

聞き込んでみると,キーボードの使い方が絶妙なことに驚かされます。
微かに聞こえていたキーボードが冒頭のサビ後から爆発します。
メインメロディをまったく無視した調で,
(よい意味で)あたかも狂ったように音を奏でます Σ(゚д゚!
奥に引っ込んだり手前に出てきたりを繰り返すキーボードが
この曲を緊張感と勢いを保ったまま引っ張り続ける要なんでしょう。

M5 の「らへん」は歌詞が素晴らしいのです。



いつでも手が届きそうな,ここらへん,そこらへん。
気がつけば,すぐそこにあった たいせつなもの。
気がつかないと,見過ごしてしまいそうな たいせつなもの。
わたしが言葉を重ねるのがもったいないほど,完成された歌詞です。
聞いていると,じんわり胸の奥が暖かくなる曲ですよ。

アルバムタイトルにも垣間見られる言葉選びのセンスも抜群で,
類い希な和製ポップスとして安心できる曲ばかりです。
キャッチーなメロディからしっとり聴かせるメロディを網羅した,
バラエティに富む一押しアルバムです。

先日,次作シングルが早くも発表されました。
タイトルは「あい」です。
このアルバムとタイトルを繋ぎ合わせると合わせると「You and I」。
曲から曲に言葉の架け橋。。
なんとも惚れ惚れします♪(*´∇`*)ノ

わたしは iTunes Store でダウンロード購入した
発売日当日の夜中に配信された音源を絶賛リピート中です ヽ(・∀・)ノ
ただ,「テテ」のアレンジをされた方が誰なのか気になって。。
ライナーノーツも読みたくなってしまいました ^_^;
どなたなんでしょうね?
Amazonのサイトではダウンロード配信されていませんが,
試聴はできるのでいちど聞いてみていただきたいと思います。
アルバム「ALFEE」発表当時のTHE ALFEEのような,
これからブレイクする予感がします (*^o^*)

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