2012/06/12

22才の別れ / 伊勢正三 【ピックアップについて】

今回は「ソロギター」の「22才の別れ」です。
原曲の作詞作曲は前回の動画に引き続き,伊勢正三さん,
アレンジはお馴染み(笑)岡崎倫典さん,
演奏はレギュラーチューニングの2カポです。

 

後日,「弾き語り」の「22才の別れ」も録画してみましたが,
出来があまりよくなかったのでお蔵入りしました。
そのうち,撮り直す予定です ^ ^;

ギター演奏的なツボとしては,伊勢正三さんのトレードマーク(?)
ハーモニクスの「ぽーーーーん♪」がアレンジに組み込まれている点でしょうか。
さすが岡崎先生,ツボを分かっていらっしゃいます (笑)

見ていただくと分かりますが,今回の動画は文字が入っています。
普段とちょっと違った趣向で,「なんちゃって解説付き動画」なんです。
主にピックアップの解説をメインにしてみました。
なので,このページもギターの演奏ではなく,
音づくりがメインテーマになってしまっていますが,ご了承ください σ(^◇^;)


前回の初動画はマグネティックPU(ピックアップ)一本でしたが,
この動画からはコンタクトピエゾ二発を追加した「デュアルピックアップ」に
変更されています。


その辺りは,ラスト部分に入っている(意図して入れたのではありませんよ)
「ドン」というボディヒット音でお分かりいただけることと思います。
この組み合わせ(マグ+コンタクトピエゾ)は,
ソロギターを弾く方々の間でひとつの定番になりつつありますね。

ちなみに,取り付けなどの構想は
新岡ギター教室Web」様が提案されている「ニコアース」をベースにしています。
マグネティックPUはパッシブなので,どちらかというと,
ニコアースの前身の「ニコピン」に近いですね。

ピックアップをデュアル化するメリット,その他
詳しい内容は,他にも実験や解説をされているWebPageがあるので,
Google先生にお問い合わせください (笑)

今回の動画で追加したピックアップは乙女工房様作成の「乙女の二股」という,
すごいネーミングのコンタクトピエゾです。
加工済みのエンドピンジャック込みにもかかわらず,とてもリーズナブルなお値段でした。
詳細は,乙女工房様のWebPageをご覧ください。

乙女工房様 → http://www.one-more-time.jp/otome/

この「乙女の二股」をベースにして,
手持ちのマグネティックPUをエンドピンジャックに半田付けしました。
超基礎的な知識と半田ゴテがあれば,あっという間にステレオ化が完了します。

使用部品や購入した機材は安価なものですし,
自分で部品を半田付けした(手作り感満載の)エコノミーシステムです。
つっかえになる縦棒を足して「エコアース(仮)」とでも名付けます (笑)

同じエフェクタで味付けされているので,音の方向性は同じですが,
後にアップした「Anji」のライン音源(マグネティックPUのみ)と比較して,
音の違いがわかるでしょうか?

平面的な音の芯(弦鳴り)を拾うマグネティックPUに,
ボディの反響音や振動(箱鳴り)を拾うコンタクトピエゾが加わるイメージです。
これにより立体的で奥行きと深みのある音へ変化すると思います。

(参考)コンタクトピエゾの位置
取り付け位置は上の写真の通りですが,
高音側は硬い音を拾えるようにブレーシング近くを狙って貼り付けてあります。
(新岡ギター教室Web様の推奨位置でもあります)

予想外の結果として,
エフェクタを通さない素の音でもコーラス感のある音がアンプから出ました。
おそらく,コンタクトピエゾが表板の2点(低音側と高音側)で音を拾うことで,
自然な「音の揺らぎ」を再現しているからだと思います。

動画の最後の方でもアコースティックエフェクタの設定値を写していますが,
ほとんどコーラスはかかっていません。

ただし,現在はプリアンプも自作して,エフェクタも違うものを使っているので,
違った音になっていると思います。
音の傾向は,「Bayside Resort 」の動画を参考にしてください。

最近よく読まれています

Tommy Emmanuel

アコギとは思えないテクの持ち主です