2014/06/15

フォント表示とCoreGraphics.dllの関係について(後編)

間隔があいてしまって微妙に記憶が薄れていますが,CoreGraphics.dllによるフォント考察の後編です。

ざっくり前回の振り返りです。(記事はこちら
WindowsにインストールしたiTunesやSafariののフォント表示が,そのほかのプログラムと異なる2つの理由を書きました。
1. 洗練されたデザインのヒラギノ角ゴ(フォント)
2. CoreGraphics.dllの働き(プログラミング)


今回はCoreGraphics.dllがどのような働きをするのか書いてみます。

ずばり一言で表現するとフォントのアンチエイリス化です。
フォントの表示に影や何らかの効果を追加する機能を担っていると思われます。
CoreGraphics.dllの働きを借りることによって,平凡フォントが美麗フォントに変身するのです。
フォントのフォトショ職人みたいなもんです。
/* まぁ,厳密には違う(要するに謎技術)ので,高い正確性は求めないでくださいね σ(^◇^;)

もともと洗練されたデザインのヒラギノにCoreGraphics.dllによる補正を加えたら,その効果は絶大でしょう。
言葉で説明するより,今回も実際に見ていただくのが早いと思います。
こちらのサイトで興味深い実験がされていますよ。

Safari for Windows - 最速チュパカブラ研究会 -
http://d.hatena.ne.jp/gyuque/touch/20070613


/* 画面イメージです

†††

おそらくOSのコンセプトそのものが違うのでしょう。
・フォントの設計に依存するWindows
・OSレベルでフォントの描画をサポートするMac
……そんな図式が浮かび上がります。

MacOSは,ディスプレイ周りの仕様も異なります。
通常のWindowsパソコンはRGB方式(光の三原色である赤,緑,青の頭文字から取られています)で色を再現します。
発光体であるディスプレイの構造上,都合がよいからです。
一方MacOSはCMYK方式(印刷業界でいうシアン,マゼンタ,イエロー,キープレート)を採用しているそうです。
うーん。。。わざわざ変換しているんでしょうか?
やっぱり謎テクノロジーですσ(^◇^;)

What You See Is What You Getという概念を早い時期から採用してきたMacが,出版業界で重宝されているのも頷けますね。

WYSIWYG - Wikipedia -
http://ja.m.wikipedia.org/wiki/WYSIWYG

†††

文書でメイリオの行間を狭くする方法
メイリオはディスプレイ表示に特化したフォントなので,文書に使うと行間が空きすぎて間延びしてしまいます。
こんな風に段落設定を変更してやれば,上手に使うことができますよ。


「行間:固定値」の「間隔:16 pt」です。
お試しください (^_^)v

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