2014/07/02

低価格SIMカード利用のススメ(スマホ通信費の節約術)

お断り
今回のエントリは,通信費の節約を考えている友人への説明を目的に書いた文章がメインです

前書きみたいなもの
当ブログのアクセス解析によると,4割ほどの方がモバイル端末で閲覧されています。(この文章を書いている時点の内訳は580:380です)
キャリアは不明ですが,ドコモ・au・SoftBank,いずれかのキャリアと契約されていることでしょう。
スマホをお使いの方,毎月の携帯代は幾らぐらいでしょう?
ガラケーを使っていた頃に比べると,かなり割高だろうと思います。

わたしの通信費は,トータル3,000円くらいです。
もちろん,携帯電話とiPod touchの通信回線を含めた金額ですよ。(自宅用のネット回線は含みません)
この金額が実現できる理由は,低価格SIMカードを使っているからです。
仮想移動体通信事業者(通称 MVNO)のサービスを使っています。
MVNOとは,キャリア回線の空いた帯域をリーズナブルな値段で間借りする通信サービスのことです。
ですから通信会社から届くのはSIMカードだけです。

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MVNOと契約するメリット

リーズナブルな価格
これがもっとも大きなメリットでしょう。
月々の契約料がワンコイン(500円)のサービスもあります。
ただし通信速度がトレードオフの関係にあるので,用途を見極めてから契約しましょう。
今のスマホがそのまま使えるのも,お財布に優しいですね。(ドコモのスマホなら高確率で対応しています)

品質
自前の設備を持たない代わりに,大手の通信設備を間借りしています。
つまり通信設備は,大手通信会社(NTTなど)と同じものを使っているのです。
使う端末が対応している限り,理論上の最大通信速度は今いるエリアの最大通信速度となります。
もちろん,大災害などで大元の通信設備がダウンしたら共倒れですよ (^_^;)

縛り期間がない
お試しで契約して,気に入らなければ翌月には解約できるのです。
失うのは初期投資のSIMカード代金(3,000円くらい)と初月の通信費だけです。
ほとんどすべてのキャリアが二年縛りな上に解約金が一万円くらいする現在,これは隠れたメリットだと言えます。


/* ルーターの液晶。しっかりdocomoと表示してます (^_^)v

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MVNOと契約するデメリット

通信速度が制限される
速度制限された状態の通信速度は200Kbps(=0.02Mbps)です。
Skypeの通話はできても,YouTubeの動画は厳しい速度だと考えてください。
たとえ速度制限されていなくても,接続する場所によっては速度が大幅に下がることもあります。
こればっかりは価格とのトレードオフなので,仕方ないです。

音声通話,キャリアメールアドレス,ショートメールが使えない
@docomo.ne.jpや@ezweb.ne.jpのアドレスは付属しません。
電話番号でやり取りするショートメールに対応するサービスはありますが,まだまだ料金は割高です。
基本的に,音声通話もできません。(できるサービスもありますが,待ち受け専用と思いましょう)
MVNOは通信専用と割り切って,ガラケーとの二台持ちを検討した方がいいですね。

初期設定が難しい
業者からはSIMカードだけしか届きませんから,ルーターやスマホの設定は自前で行う必要があります。
安物のルーターでまれに設定が飛ぶことがありましたが,そんなトラブルも自分で解決するしかありません。
ネットワーク機器に詳しい知り合いがいれば心強いでしょう。
ちなみに……これはわたしが使っているルーターのプロファイル設定画面です。


/* ブラウザからアクセスするので,慣れないとテンパります。
/* そして設定がすべて飛んだ日には涙目です (笑)

わたしはInternet Initiative Japan(IIJ)のIIJmioを契約しています。
詳しい説明は次回に持ち越します。 → (読んでみる

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