2014/09/27

御嶽山の噴火とTwitter、それに便乗するマスメディア

本日のブログ更新、二回目です。
御嶽山の噴火に関するニュースで持ちきりですね。
このブログを書いている時点でも被害の全容は明らかになっていません。

わたしが噴火に関する第一報を知ったのはTwitterの通知でした。
そのときはさほど気にしなかったのですが、繰り返し通知がされているTwitterのタイムラインを読んで初めて、被害が大きかったことを知りました。
こういうときの初動調査において、生の声が届くTwitterは最適だと思います。
現場の逼迫した状況が伝わる写真が数多くアップされていました。
その中でも気になるツイートがちらほら見受けられました。



上の画像は、噴火の一分前に山頂でツイートされたものです。(画面イメージをそのまま貼り付けています)
この写真をツイートされた方の、その後の安否は分かっていません。

現場で被災された方のツイートを読んでいて気がついたことがあります。
幾つかの新聞社やメディア関係者と思われるアカウントが、それら被災者にTwitter上でコンタクトを取ろうとしているのです。
中には快く応じ、その後の状況を逐一ツイートされる方も見受けられました。
そんな様子を読みながら、「何か違うのではないか?」と、わたしは疑問を感じてしまったのです。

もっとも憤りを感じたのは、このツイートです。



情報を取りに行く専門家である記者が、情報乞食ですか?
自分は安全なオフィス(または自宅)から、一歩も外に出ることなく?
何かおかしいと感じないのですか?

一見とても丁寧にメッセージを綴っているのですが、ただのコピペされた文章です。
被災者に対する気遣いや敬意の欠片も感じられません。
報道に携わる人間としての常識どころか、人としての品性を疑います。

一日も早く被害全容が明らかになり、不明者の方々の安否が判明することを願ってやみません。


オマケ:被災時の連絡について
このような非常事態において、むやみやたらと連絡を取ろうとするのは逆効果です。
通信規制がかかっていますから携帯も意味がありません。
インターネットメール、Skype、FaceTime、その他のSNSは生きていることが多いので、そちらを優先して使いましょう。
公衆電話やPHSが使える方は、それが一番確実な方法です。(規制がかかることはほとんどありません)

今回、噴火直前に山頂にいた方のアカウントでも見られましたが、Twitterへのコメントも本来は控えるべきです。
通知機能が働き、バッテリーを少しずつ消費してしまいます。ちりも積もれば。。のとおりです。
本来なら受け取る必要がなかった通知にバッテリーが使われ、本当に連絡が必要なときの電力を消費してしまっては本末転倒ですから、くれぐれもご注意くださいね。

0 件のコメント:

最近よく読まれています

Tommy Emmanuel

アコギとは思えないテクの持ち主です