2013/08/01

Kindle Paperwhite その1

アコギ話から脱線する今日この頃なわたしです。

最近,「電子書籍」という単語を様々なメディアで目にします。
先駆けとしてはPDFファイル(Portable Document Format)が有名です。
パソコンのOSを問わず,同じレイアウトの書類を閲覧できる便利な形式です。

似た形式としては,ゼロックス社の開発したXDWファイル(ドキュワークス文書)
一部では根強い支持を得ているようです。
※ ときどき「何これ?」なんて質問を受けるんですよ ^^;

電子書籍の分野もオンラインストレージと同じく,
タブレット端末やスマホの普及に伴って知名度が上がったように思います。

わたしは所有していませんが,タブレットって便利そうですよねぇ。
9インチのタブレットは,公式文書として一般的な
A4サイズの文書を閲覧するのにあつらえ向きです。
7インチだと少し厳しいかもしれませんが,
スムーズに拡大できる端末なら苦にならないと思います。

またもや前置きが長くなりました。。
タブレット端末の中でも特殊な立ち位置にいるのが,このKindle Paperwhiteです。

わざと光を当てて撮ってみました

「Paperwhite」と言うだけあって,紙に印刷したような画面ですね。
しかし…ですね。
この端末,この状態で電源OFFなんです。
まったく通電していないのに壁紙が表示されているんです。
電源OFF時に表示される文具系の画像イメージが,用意されています(変更できません)

不思議ですよね。
白状しますと。。わたしも仕組みをよく知りません  (´Д`)なんじゃそりゃ
普通の液晶とは違う技術が使われているのは間違いありません。

そもそも「見る」とはどういう原理でしょう。
「見る=光が物質に当たって反射する様々な波長の光を取り込むこと」です。
部屋でいうところの間接照明みたいなイメージです。

以上のことをふまえた上で,液晶の原理をおさらいします。
液晶は,そのものが発光することで様々な情報を表示します。
RGB (赤・緑・青)の細かい点(ドット)が密集して光を調合することでカラー表示を実現します。
そのため液晶の裏側には小型の蛍光管(バックライト)が内蔵されています。
バックライトが壊れたパソコンを見たことがありますが,ものの見事に真っ暗です。
つまり液晶そのものが蛍光灯みたいなものです。(ブラウン管も考え方は同じです)

「ブルーライトを予防しましょう」とか
「寝る前にパソコンや携帯やスマホの操作を控えましょう」と言われる原因はこれです。
おそらく蛍光灯を何時間も連続して見続ける人はいません。
人間の目は発光体そのものを見続けることに向いていないからです。

その点,このKindle Paperwhite の画面はどうでしょう?


これは実際の本を表示している画面です。
写真では見づらいのですが,ほとんど画面は光っていません。
画面(=電子ペーパー)にインク(粒子?)が定着するので,「かすれ」が再現できるほど自然な見え方をします。
考え方が液晶とは真逆の原理なので,「紙に印刷されているのとほぼ同じ状態」です。
だから電源OFF時に壁紙が表示できるんですね。
※ バックライトを点けることもできますが,わたしは輝度5に設定しています。(最大24)

どちらの方が目に優しいか,自然な見え方をするか,一目瞭然ですね。

もう一つ大事なことがあります。
スマホやタブレットにKindleアプリをインストールすると,
Kindleで購入したのと同じ本をダウンロードしたり,既読位置の同期が取れます。
どの端末で読んでも,同じ本の同じ場所から続きを読める優れたアプリです。

仮にiPadのKindleアプリで本を読んでいるとしましょう。
…すると突然,通知音が鳴ります。

You've got a mail ;-)  (=メールが届きました)

iPadがメールを受信すると意識はメールに向きます。
読書を中断して返信を書きます。
…読書に戻ってしばらくすると,再び通知音が鳴ります。

このようにタブレット端末は読書に向いていないのです。
少なくとも,集中力の足りないわたしには無理です (´・_・`)

読書をするなら Kindle Paperwhiteです。

ただし,手放しで絶賛する利点だけではなく,課題もあります。
(長くなったので)次回はそのことについて書いてみようと思います。




↓Wi-Fi版の方がお勧めです(ズバリ安いから。笑)
 

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