2012/07/05

ギター弾きのアクセサリー(お勧めチューナー編)

カポ編に続いて,チューナーを取り上げてみようと思います。
写真は,わたしが使っているクリップ式のチューナーです。


頭の上から見下ろされてる感じ? ^^;


このページを読まれる方は,どんなチューナーをお使いでしょうか。
音叉,ピッチパイプ,機械式,電子式,
中には「耳だけでじゅうぶん!!」なんて方もいらっしゃるかもしれません。

わたしもギターを弾き始めた頃は音叉を使っていました。
「それぞれの弦の音も覚えられるし,耳の訓練にもなる」と思っていたからです。
父親もギターを弾くので,チューナーは実家にありましたが,
実際に使うのはなんとなく気恥ずかしかったり,「学生には手が届かないもの」と
思い込んでいたので,長い間,音叉でチューニングしていました。

就職して,初めて買ったギター用品がKORGのチューナーでした。
BOSS(ローランド)製品に並んで,定番メーカーですね。
クロマチックチューナーで,オープンチューニングにも対応したものです。
デジタル式の製品はオモチャっぽくて敬遠して,楽器屋さんのワゴンセールで

三千円代で入手したアナログチューナーを長いこと使用していました。
なんとなく,「針が動く安心感」がよかったんでしょうね。
腕時計も「ぱっと見て分かる」針時計(って言うのかな?)が好きです。
わたしが所有しているのは横長のBOSS(ローランド)製品と同じ横型ですが,現行品は縦型なんですね。


     

 いつからかクリップ式のデジタルチューナー(ピエゾ式)が主流になりました。
最初は「こんな小さなものでは当てにならない」とか,

「買い換えるのは面倒だし,まだ使えるからもったいない」と思っていました。
次第にプロのミュージシャンも使い始めるようになり,

ネット上での評判もよく,値段もお手頃になったので,わたしも買ってみました。
もとい...白くてキュートなキティちゃんにハートを打ち抜かれました (笑)
真ん中のモデルは通常品ですが,最近は右端のSNARK製も評判が良いようです。

    

クリップ式はサイズも小さく,周りの音に左右されずにチューニングできるのがいいですね。
想像以上に精度が高く,マイクで拾う方式よりも正確な印象を受けました。
演奏中もつけっぱなしにできるのでカポをつけて,すぐチューニングを確認できます。
ただ,普段からギターヘッドについていることが多いので,塗装面が心配です (^◇^;)
首の部分の強度が気になりますが,わたしは,もう2年くらい使っています。
壊れてしまっても,あまり懐が痛まないお値段なのもお勧めの理由なので,
予備のチューナーとして,安くなっているときに入手しておくのもいいかもしれません。

チューナーを使い始めるようになって,わたしは考え方を改めました。
正確なチューニングなくして正確な音はでませんから,
初心者こそ,よいチューナーを使った方が耳も鍛えられて,上達も早いでしょう。

***


最後に一つ,わたしなりの工夫をご紹介します。
ここでもう一度,わたしの使っているチューナーの写真をご覧ください。



クリックで拡大します
「A=442hz」と表示されていますね。
5弦(A)は440hzでチューニングされるのが標準ですから,少し高めの音になります。
少しテンションを上げることで,キラキラした,張りのある音を狙っています。
ソロギターに対する効果の程は不明ですが,
ネットで調べると,まれにオーケストラで用いられてきた手法のようです。

音程が上がるので,弾き語りには不利なチューニングですし,
人と合わせるときにはチューニングが合わないので,やり直さなければいけません。
正確な音程で演奏するという大原則からは外れてしまいますが,
興味のある方は試してみてください。



お。。。今回は無難にまとまりましたね ( ̄∇ ̄)
次回は,あると便利なメンテナンスグッズをテーマにしようと思います。

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アコギとは思えないテクの持ち主です