このニュースをご存じでしょうか?
ベネッセ顧客情報 ジャストシステムが業者から入手 :日本経済新聞 -
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG10020_Q4A710C1MM0000/
/* Google検索からのキャプチャーです
事件の概要
最初はわたしも,あの原田氏が会見をしているなぁ……くらいに思っていた程度のものでした。
ところが,ふたを開けてびっくり仰天なニュース報道となりました。
ベネッセの顧客名簿が流出したこと,ATOKや一太郎で有名なジャストシステムが流出先の会社から流出名簿を購入し,ダイレクトメール(DM)の発送に使用していたというのです。
さらに正確に書きますと,ジャストシステムの一事業であるスマイルゼミが発送したDMの情報源がベネッセだったようです。
わたしは今回の報道で,スマイルゼミという名前をはじめて知りました。
スマイルゼミとは,電子機器を積極的に取り入れた教育事業のサービス名です。
サービス開始は2001年で,その後,ベネッセさんや学研さんが類似したサービスを取り入れたようなので,ジャストさんが先駆けですね。
キーエンスの傘下で経営建て直しを図ってきたジャストさんですが,どこかでかじ取りを誤ったのでしょうか?
経営陣も生粋のプログラマーですから,営業活動に対する関心が低いことをもどかしく感じた一部の社員が暴走したのでしょうか?
真相は闇の中で,ジャストさんの正式アナウンスを待つしかない状況です。
いったい,なぜ?
先陣を切って教育方面に進出したジャストシステムにとっても,大手であるベネッセの個人情報は,のどから手がでるほど欲しい情報でしょう。
報道を見ていると,名簿の流出先であるジャストシステムが全面的に叩かれている様相です。
実際にジャストさんの株価はストップ安まで落ち込んで,各方面が大騒ぎになっています。(冒頭の画像)
当然といえば当然の結果です。
しかし,それにしても。。この報道に対して,わたしは違和感を感じてしまいます。
情報の流出先企業として,なぜジャストシステムが社名を公開されたのか。
そこに大きな疑問を感じるからです。
ジャストさんはスケープゴートとして見せしめにされたのではないかと,勘ぐってしまいます。
理由は長くなりそうなので,続きは改めて書くことにします。
→ Q&A形式でまとめました (読んでみる)
→ 名簿業者の実態についてまとめました (読んでみる)
†††
わたしはATOK月額版を初期から使い続けていますし,iPodでもATOK Padを愛用している人間です。(さすがに一太郎やShuriken Proは使っていませんが。笑)
かなり風当たりが強くなってしまったジャストシステムの今後が気になるニュースであることに違いはありません。
今後も注視していきたいと思っています。
†††
日経の記事は会員のみ閲覧できる状態なので,ここに転載しておきます ↓
ジャスト社、DMで使用 ベネッセの顧客情報 名簿業者から購入
― スポニチ Sponichi Annex 社会 -
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2014/07/10/kiji/K20140710008538430.html
ジャスト社、DMで使用 ベネッセの顧客情報 名簿業者から購入
通信教育大手ベネッセコーポレーションの大規模な顧客情報漏えい問題で、通信教育事業を手掛けるIT事業者のジャストシステム(徳島市)が、漏れたとみられる名簿を東京都福生市の名簿業者「文献社」から購入し、ダイレクトメール(DM)を発送していたことが10日、分かった。
ベネッセ関係者や文献社関係者が共同通信の取材に明らかにした。DMにはベネッセにしか登録がないはずの個人情報が記載されており、不審に思った顧客からの問い合わせを受けてベネッセが調査したところ、流出が判明した。
ジャスト社は「一部の報道でベネッセの情報と知って悪意を持ってDMを発送したとありますが、そういう事実はありません」とのコメントを出した。
文献社の説明によると、情報は都内の別の名簿業者から今年4月下旬〜5月ごろに購入。「不正なものとは分からなかった」としている。文献社に販売した東京都武蔵野市の「パン・ワールド」も「別の業者から買った」と説明した。
ベネッセによると、情報は最大で約2070万件に上る可能性があり、社員以外の内部関係者が不正に持ち出したとしている。警視庁が不正競争防止法違反の疑いで捜査している。
顧客は氏名や住所、電話番号といった個人情報を電話やはがきで登録する。その際、一部の顧客は同社にだけ、実際と違うマンション名を伝えたり、自宅として勤務先の住所を登録したりしていたが、ジャスト社のDMにはこれらの情報が記載されていた。
このため「ベネッセから情報が漏れているのではないか」との問い合わせが6月26日以降、急増したという。
ベネッセが9日に顧客情報の漏えいを公表して以降、専用ダイヤルには顧客から「自分の情報も流出対象か」「どの項目が漏れたのか」などとの問い合わせの電話が相次いでいる。
ベネッセホールディングス東京本部(新宿区)は10日朝、法令順守や顧客窓口などの部署の担当者で緊急の会議を開き、対応を協議した。
[ 2014年7月10日 13:30 ]
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