写真のアップロードについて比較するつもりが,予定変更しました。
緊急性の高い時事ネタを扱ってみます。
先日,スノーデン氏がリークした衝撃的な事実は,
メールやオンラインストレージを含むクラウドの信頼性を揺るがすものでした。
ご存知の方が多いと思うので詳しく書きませんが,
「アメリカ当局はオンラインに存在するすべてのファイルにアクセスできる」
…というのが概要です。
オンラインストレージにセキュリティ対策が必要な理由
ここでいう「セキュリティ」とはウイルス感染の対策という意味ではありません。
先のスノーデン氏のリーク情報も含めた「ファイルの機密性」についてのお話です。
わたしを含むオンラインストレージの利用者が皆一律に
違法なファイルを保存したり反社会的な使い方をしている訳ではありません。
でも,データを勝手に覗き見されるのは気分的にイヤですし,
ビジネス目的で利用する方は社内ルールに抵触する可能性もあります。
オンラインストレージを利用するすべての人が知っておくべき内容でしょう。
「ネットに残す情報は世界中の人が未来永劫アクセス可能と思うべし」
これは迷惑行為を撮影した写真をTwitterやFacebookにアップロードしては嬉々としている,
おつむのネジが緩みきった一部の方々に共通して著しく欠如している認識でもあります。
「自分は無関係さ〜♪」なんて思っていると,痛い目にあいますよ?
データは全界に公開されているんですから,後悔先に絶たず (笑)
インターネットの世界は便利さに比例して危険もいっぱいなんです。
今時のWebサーバやデータセンターは,
データを二重三重にバックアップするのが常識ですから,
データを二重三重にバックアップするのが常識ですから,
表面上は削除してもデジタルデータはどこかに残っています。
「(物理的に)メディアが破壊されていない」
という条件でデータ復旧率が100%に限りなく近い,化け物みたいな企業もあります。
初期化したハードディスクはもちろん,水没したハードディスクもお茶の子さいさい。
物理的メディアもプロの手にかかれば,あっという間に丸裸にされます。
ましてや電子の海に送り出されたデータなんてものは,
鴨がネギを背負って,ご丁寧に鍋を頭に乗せているようなものだと思うのがいいでしょう。
スマホ経由で,いつでもどこでもインターネットにアクセスして情報をアップロードできる時代です。
「壁に耳あり障子に目あり」以上の危険度,この上なく危険度MAXです。
「気がついたら国道を全裸で大笑いしながら全力で疾走していた」ような,
後で思い返すと全力で失踪したくなるレベルの恥ずかしい事態になりかねません。
でなければ,こんなに流出データが出回りませんってば。
わたしの名前でググると,10年以上前に書いた投稿が今でもヒットします。
そのつもりで書いてきた文章ばかりだから,別にかまいませんけど。
すっかり話がそれました。
スノーデン氏の告発は予想通りの内容ではありましたが,
その気になればGmailやSkypeも閲覧できるのは,ある意味で意外でした。
少なくともGoogleは,社内でデータを積極活用してると確信してましたけど(笑)
Skypeも某MS社の傘下に入った時点で,うさん臭さは漂っていましたので当然。
アップルも例外ではなかったことには,軽い戦慄を覚えましたよ。
DropboxとBitcasaの比較
Dropboxにアップロードされたファイルの機密性
ネット上で囁かれている事項は以下の通りです。
- アップロードされるファイルは暗号化されていない(確定)
- 社員はすべてのファイルにアクセスできる(噂)
- 当局の要請に基づき,ファイルが提供されることがある(噂)
Bitcasaにアップロードされたファイルの機密性
アメリカ国内のサーバ(Amazonらしいです)を利用している以上,
Bitcasaに保存されているファイルへのアクセスも可能と考えるべきです。
しかし,Bitcasaはローカルで暗号化処理を行ってからアップロードする仕様になっています。
Bitcasaのファイル暗号化の仕組みは公開されていないので分かりませんが,
暗号化を解除する「鍵」は社内の人も持っていないようです。
Dropboxと比較した場合,Bitcasaの方が安心感は高いと思われます。
ファイルの機密性アップあれこれ
特にDropboxは他人のアカウントにログインできる事故が起こったこともあります。
ネット上にアップロードするからには
最低限の自衛策を講じておくのは賢明だと思います。
officeファイルは開くときのパスワードを設定する
手が後ろに回るようなファイルを保存しない(これも当たり前です)
見られたら社会的に抹殺されかねないモノを保存しない(当たり前です)
…等の対策は必要最低限と考えるべきでしょう。
パスワード付きZIPファイルで保存することもできますが,
別途ソフトを使う必要もあり,オンラインストレージの利便性を損なう気がします。
Dropbox向けの資料ですが,ライフハッカーさん提供の情報です。
Dropboxのデータを暗号化してセキュリティを高めましょう
少しアレンジすればBitcasaにも使えそうですね。
少し横道にそれましたが,次回こそ写真アップロードの比較を行おうと思います。
アコギネタは,どこにお出かけしてしまったんでしょうか。。σ(^◇^;)
それぞれ下のリンクから登録すると,双方に特典が発生します。
Dropboxの招待制度は有効数が決まっているので,登録をお考えの方は是非どうぞ。
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