アメリカで先行配信されたアプリはOffice360アカウントが必須でしたが,今回からは無料で利用することができます。
Dropboxの連携を発表からアプリの公開まで時間を空けず,アプリが公開されたことを考えると,入念な事前準備がされた上でのリリースだったのでしょう。
実際に使ってみると動作も軽く,完成度の高さが伺えます。
ユーザーからの注目度も高かったようで,リリースからわずか一日でApp Storeのランキング上位に躍り出ました。
/* 有料版にアップグレードすることで機能が増えますが,基本的な作業には無料版で問題ありません
上はiOS版Wordの画面です。(右隣はAppleのPagesです)
メイリオがiOS上で表示されている様子にはとても違和感を感じます(むしろシュールな眺めです。笑)が,いろいろな意味で再現度はバッチリです。
Excelもしばらく使ってみた感じでは,関数もしっかりサポートされています。
マクロが動かない辺りはWindowsRT版Excelを彷彿とさせますが,もはや言うことありません。
一世を風靡したiOSのOffice互換アプリが,いっせいに逃げ出すレベルです。
簡単ですが,iOS版Officeがお勧めできる3つの理由です。- デスクトップ版Officeとの互換性が完璧である(当然ですね)
- Dropboxに対応した(当然,OneDriveもサポートしています)
- 動作が軽くてストレスを感じない(チューニングが良いのでしょう)
それぞれ1,000円の有料アプリではありますが,去年からアクティベートされたiOS端末では,実質無料でインストールができるアプリとなりました。
完璧ではないもののMicrosoft Officeとの互換性があり,PDF書き出しにも対応しています。
それでもiWorksアプリが浸透しなかった理由は,ざっとこんなところでしょう。
- Microsoft Officeファイルがビジネス上の標準である
- Windowsに未対応(iCloud版のWebアプリもありますが,未完成)
- ファイルの互換性(おそらくExcel関数が正常に動作しない)
- 旧端末での動作が重たい(iPod touchも含めて実用的なレベルではない)
そしてPagesとNumbersはお役御免としました ヽ(;▽;)ノごめんね
Microsoftは,サーフェスPro3の発表から間髪入れず,Appleに勝負を挑んでいる様相です。
果たして,Windows RTとWindows 8/8.1の失敗を挽回できるのでしょうか?
Office 95と同じ轍を踏むのでしょうか?(安い価格でソフトを販売して,その後のバージョンから価格を跳ね上げた前科があります。笑)
第三勢力のGoogleがどのような戦略を打ち立ててくるのでしょうか?
ますます目が離せませんね。
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Office2007以降のリボンインターフェイスも縦向きにアレンジされています。
リボンの切替が想像以上にスムーズで驚きました。